アメリカ免許事情&車メンテナンス

みなさま明けましておめでとうございます!


2020年の抱負みたいなものも書きたいのですが、それは次の記事に譲って
2019年(私的)一大問題となっていた免許&車問題についてブログにまとめたいと思います。
場所はNYですが、個人的体験に基づきますので精度は保証しかねます。

筆者は

  • 日本で相当前に免許をとった
  • 路上で運転したことは一回しかない
  • かつ車を所持したこともない

という人間が、アメリカ東海岸でどうやって車を手に入れて
人並みに生活できるようになるか、その第一歩を記しておきたいと思います。

渡米前

実家の車を借りて5回ほど練習しました。
ただ別世帯なので別途保険に入る必要がありました。
最近はコンビニで入れる300円ぐらいの保険もあってべんりですね。
これを使っていました、申し込みから24時間が1日分なので
土日なら2日練習できるのでよき。
でも結局右折下手すぎ+速度出せない状態で渡米したので、
両親にはとても心配されました。

車入手

渡米してからすぐ、ちょうど帰国する方の車を買い取る形で車を入手しました。
車自体は古いですが本人も運転が苦手であまり毎日長距離運転するわけでもないし、
数年は持つやろという感じで。その節はどうもありがとうございました。
たいがい現金かチェックで求められるのでここが一番の難所なのですが、
私の場合しばらく日本のクレカで生活して、貯めたお給料で車を買いました。
(いい車だったらこの作戦は難しいです。)

アメリカは10数年前の車が普通に走っており売り買いされるので、
車の値段についてはKBBなどのwebsiteで相場をチェックしてから交渉するのが吉です。
あとは知らない人から買う場合には試運転をしっかりさせてもらって
事故歴なども調べた方が等々ありましたが、
チキンなので知り合いの日本人の方に譲っていただけてよかったです。

車両を個人的に譲り受ける際には、前の持ち主に記入してもらった
タイトルと呼ばれる権利書をもってDMVに行く必要があります。
ミスがあったらやり直しなので、できれば両者が一緒の方が安心です。
またその際には既に保険に入っている必要があります、でないと日に応じて罰金。
このときの身分証は割と適当でもなんとかなります(え)。
これらの作業に関して免許証は必要ありませんが、
保険の値段には免許の種類が大きく効いてきます(後述)。

その場でナンバープレートをもらって、
お家でとりつけたら無事外を走れる車の出来上がりです(しかし運転しない)。
持ち主がかわった場合、近場のガレージで早めにInspectionを受けておく必要があります。
なにかで捕まったときについでに罰金をもらう可能性あり。

車両保険

高い。めちゃ高い。おやめください、しんでしまいます。
ほぼ運転していないのに最終的に2000ドル以上が半年で消えました。
これは州にもよるのですが、NYはとても高い方です...
ただし補償額は州の最低ではなく、さすがにもう少し上に設定しました。

基本的には最近はWebで見積もりができるところがほとんどですが、
そのあとの交渉は電話になってくるので初期はほんとにしんどかったです。
(今も電話は苦手だし)

保険料は個人の様々な信頼度によって決まるのですが、具体的には年齢、性別、持ち家かどうか、家の保険などに一緒に入るか、車の安全性などいろいろな要素があります。クレヒスも考慮に入っていると思います。ただ、一番大きいのは現地の免許があるかどうかで、私も最初の見積もりでは月120とかだったのですが、後日再度連絡が来て「あなたは国際免許なので値上げしますね、許してちょ」と言われて上記の値段になりました...

駐在員保険などに入っている方はそこで自動車保険の申し込みも日本語で済ませられるので便利みたいですが、現地の医療保険に入っているのでそういうものは残念ながらありませんでした... (参考: https://www.kaigaihoken.jp/service/index4.html)ただこういう保険だと日本での運転歴なども考慮してくれて保険料が下がる可能性があります。

国際免許について、国際免許自体の有効期間は1年ありますが、観光客でなく居住者は現地の免許を取らないといけないという決まりがアメリカではあります(期間は州ごとに違う?)。ただし、私のようなJビザの取得者は居住者ではなく最終的には国に帰る「交換留学」の人であり、その場合現地の免許をとる必要はないとラボで説明がありました。しかし現地でトラブルになることがあったり、一番はこの保険料の問題から免許を取ることを決めました。

あとは追加でAAAに入っています。これで緊急時のガソリンやレッカー、ジャンピングスタートなどを頼むことができます(使ったことないけど)
保険のプランにオプションでついていることが多いと思いますが、上述の通り保険料が高すぎたのと保険会社を変える可能性も高かったので、別でAAAに入りました。

最終的に免許取得後は保証を車両自体にかけるもの以外はほぼほぼMAXに変えましたが保険料はがくんと下がりました。まぁまだ高いんですけど、一応年々下がっていったり交渉したりなどはできるみたいです。ともあれ安心度合いがあがってよかった。

アンブレラ(保留事項)


  • これが現在の懸念事項です。アメリカの保険は保証に制限があり、裁判でそれ以上の額を求められた場合には自分で払う必要があります。これが日本の保険と大きく違うところです。
  • しかしアンブレラ保険に入るとある金額以上をすべてカバーしてくれるので(本来の保険の保証額とギャップがなければ)無制限で保証してくれるようになります。
  • ただ英語でいろいろサイトを調べると家やヨット、会社など守るべき資産がない場合には入ることをおすすめされていない場合がほとんど...加入の条件に家の保険にも入ることを課しているところも多いです。
  • さすがにアメリカで対人事故などを起こして裁判になった人の例はなかなか見つからないのですが、裁判でふっかけられるものがない場合にはあるだけとられるだけなのかもしれません...なのでどれぐらい追加料金がかかるか次第で入るかどうかをこれから決めたいと思います。


車の整備について〜ど素人のつまづく5つのポイント


車ど素人が突然車を手に入れても、どこにも説明書もないし、
エラーがでても意味がわからないしで、なにかが起こるたびに色々な人に泣きついて教えてもらいました。
以下私が直面した(超初歩的)整備問題です。
どこかにいる車初心者の方の参考になることがあれば、私の苦しみも浮かばれます...
  • ルームランプOFFになってない事件
    • 運転苦手なために家につくと安心していろいろ切り忘れる
    • その結果無事にバッテリーをぶち上げることに成功(既に2回やらかす)
    • このとき、エンジンオイルなど関係ない警告のランプがつくこともあるので、まずバッテリーを復活させてから他の確認をするのがよいと思います。おかげであわててかってきたエンジンオイルは無駄になった...(ちなみにエンジンオイルは夏冬など季節に応じて最適な粘性が違ったりするらしいし、基本混ぜない方がよいのでお店で変えてもらうのが吉)
    • 自然に放電されてしまうので、それからは少なくとも週一で運転して充電するようにしました。放電状態で放置するのはよくないとの記事もみたので(真偽不明、おそらく問題なさそうですが)以下のジャンピングスタートを急いでお願いしました。
  • ジャンピングスタート
    • バッテリーには特に問題がなく、ただ電気を使い切ってしまった場合には、他の車のバッテリーから電気をもらうジャンピングスタートという方法でバッテリーを復活させることができます。アメリカではなぜか普通に家にあったりもするらしいです、私はラボのセキュリティーが助けてくれました。AAAや保険のサービスでも助けてくれるはずです。復活したら運転しなくてもよいので、15-30分ほどエンジンをつけっぱなしにしてバッテリーの充電をします。
    • バッテリーが死んだ場合にも自分で買ってきて交換することもできるそうです。私はまだ未経験。
  • サイドブレーキ上げ忘れ事件
    • 焦っていたときに数mほどしばらく走ってしまったんですが、ただ謎の警告音が鳴るだけで原因がわからずに困りました(サイドブレーキのランプがついているのには気づかなかった)。サイドブレーキを上げ忘れると異音が若干するので、それ以降は瞬時に気づけるようになりました。
  • 助手席にカバン置いたら重すぎて人間と判断されて警告事件
    • これも買い物帰りに謎の警告音が鳴るばかりで、しばらく頭を抱えていました。シートベルトのマークがでるので運転席のシートベルトの認識が壊れたのかと思ったのですが何度試してもなおらず、普段と違うことを何かしていないかと思案したところ、助手席にガロンサイズのミルクの入ったかばんを置いていることに気づき、それを下ろしたところ無事警告が消えました(´;ω;`)あほか
  • 冬タイヤの空気圧下がる問題事件
    • 雪が降った次の週に車に謎の!マークが表示されるようになりました。調べたところ、車の空気圧が減少したときに表示されるマークで、そのままにしておくとパンク(flat tire)を起こすこともあるので、早めに対処するのが吉です。
    • タイヤの空気圧チェッカーみたいなものも簡単に買えるそうなのであるとよいとか(買ってない)
    • タイヤの空気圧はポンプがあれば自分でもできますし、ガソリンスタンドにはお金を入れると空気がでる設備があるので、そちらでも大丈夫です。
    • 最適な空気圧は運転席のドアの溝?のところに小さなステッカーのようなものが貼ってあり、そこで調べることができます。その値よりも小さくなるように空気を入れます。
  • おまけ:Dash cam(車載カメラ)はいいぞ
    • 前述の保険料の高さからフルの保険に入れなかったのもあり、事故が起きた時に英語で説明できる気もしなかったので、前後両方につけられる車載カメラを買いました。
    • 私が買ったのはこれで、GPSはついていないですがまぁ特に使わないですし、画質も十分で重宝しています。時々車の運転の反省のために動画チェックしています。そうすると私の車内コンサートが録音されています。
      https://www.amazon.com/gp/product/B07FQM3V3J/ref=ppx_yo_dt_b_asin_title_o04_s00?ie=UTF8&psc=1


免許取得編に続く...!!!(`・ω・´)

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